他者を尊重し、複雑に考えすぎず気持ちよくシンプルに、ご利用者から「あなたがいてくれて良かった」と言われるエッセンシャルワーカーのお仕事に。 　職員側のペースに合わせてもらう「～しなければならない」「～しなくては困る」支援から、ご利用者自身の「こうしたい」「～したくなる」を引き出していける支援に改めて挑戦していきたいと思います。

　在宅復帰をはじめ看取りまで、また特養や有料ホーム等へ移る方もいらっしゃいます。青葉の丘にいる間に、どこへ行ってもその人らしい生活がおくれるよう、お一人おひとりの「出来る」と「意欲」を見つけ出していきましょう。五感刺激を大切に、ご利用者の三大欲、食欲・睡眠欲・運動欲（日光浴含）を高めていける、施設支援の非日常からより日常に近い支援を目指します。　

　それには職員それぞれの強みや感性を磨き活かすこと、知識や知恵を身に付け「考える介護」の実践、働きやすい環境作り、お仕事の中での「連携・コミュニケーション」を育んでいきたいと考えます。現在、介護課では日本を含めた６か国の経験ある仲間が在籍しており、より柔軟な発想や思考で支援にあたっています。日々連携の強い看護課も、多様性ある介護課と連携協力も出来ており、以前にも増して柔らかい雰囲気の１日が送れるようになりました。

　しかし、常に余裕のある人員体制が維持できているわけではありません。人員基準等がある職場である為、以前は「これが出来ないと」「この時間に働らいてもらえないと」などがありました。「時間」への価値が上がる中、生活を豊かにする時期、仕事に打ち込める時期、職員それぞれには人生のイベントがあります。施設も職員同士もそのことを理解し、互いを認め合えることで、厳しいながらもより働きやすい職場を創り上げていけると信じ、今後さらに、様々な働き方を受け入れて参りたいと思います。